第45回 人工知能学会先進的学習科学と工学研究会(SIG-ALST) プログラム


   「学習モデルと知的支援」 および 一般

     開催日時 : 2005年11月5日(土)  10:30〜17:00

     開催場所 :神戸大学 海事科学部 総合学術交流棟


10:30−10:35 主査挨拶 伊東幸宏(静岡大学)

10:35−11:05
(1)The Learning Scenarios for the Contents-Sharable Management at the CSCL
香山瑞恵(専修大学)
要旨: 本研究の目標は、個人学習場とグループ学習場とをシームレスに連携させる協調学習環境の設計にある。本稿では、学習コン テンツの共有に際する個人およびグループの行動モデルを示し、それらの行動を支援するための機構を提案する。

11:05−11:35
(2)デザイン実験アプローチに基づいた大学初年次における授業実践
市原貴史,三輪和久(名古屋大学大学院)
要旨:本研究では、デザイン実験アプローチに基づいて科学授業の実践研究を行った。そして、授業の有効性について評価した。

11:35―12:05
(3)あなたが支援したいメタ認知とは?
茅島路子(1),稲葉晶子,溝口理一郎(2)
   (1)玉川大学  (2)大阪大学
要旨:学習支援の一つとして,学習することの難しさの原因を把握し,それを除去する,あるいは,その一部を除去する方法がある.近年,メタ認知の習得を支援する学習方略や支援システムが提案され,その効果が報告されている.それらにおいて,メタ認知を習得する難しさの原因を明確に把握した上で,支援されているのであろうか?メタ認知を習得する難しさの観点から、既存のメタ認知支援システムを分類する。

昼休み(12:05−13:10)

13:10−13:40
(4)様々な教授法に対するマイクロワールドグラフの情報提供能力の評価
著者:東本崇仁(1),堀口知也(2),平嶋宗(1)
   (1)広島大学 (2)神戸大学
要旨:マイクロワールドグラフの枠組みが,様々な教授法に対して必要な情報を提供するための記述能力を持っていることを示す.

13:40−14:10
(5)ナビゲーションパスプランニングの適応的支援の評価
長谷川忍(1),柏原昭博(2)
   (1) 北陸先端科学技術大学院大学  (2)電気通信大学
要旨:本研究ではWeb上の学習リソースを活用した主体的学習を成功させるために,学習者自身の学習ページの取捨選択(パスプラニング)をそのプラニング過程に基づき適応的に支援する支援環境を提案し,その評価を行った.

14:10−14:40
(6)作問エピソードを用いた文章題生成システムの試作と評価
小島一晃,三輪和久(名古屋大学大学院)
要旨:本研究では,数学文章題を生成するシステムを試作し,ユーザとのインタラクションを通じた作問を実験的に評価する.

休憩(14:40−15:00)

15:00−15:30
(7)デッサン描画時の視線分析と準リアルタイムアドバイス機能を有するデッサン学習支援システムへの応用
岩城朝厚、前野浩孝,曽我真人,松田憲幸,高木佐恵子,瀧寛和,吉本富士市(和歌山大学システム工学部)
要旨:デッサンの上達には、モチーフの認識が重要である。本研究では、初心者と熟練者のモチーフの認識時の視線の動きを、アイカメラを用いて分析し、それを準リアルタイムアドバイス機能を有するデッサン学習支援システムへ応用することを考察する。

15:30−16:00
(8)視線表示により実世界と仮想コンテンツを統合する天文学習支援環境
中西靖典,高関和樹,岡本卓也,曽我真人(和歌山大学システム工学部)
要旨:指差し天体ポインティングシステム、仮想太陽系シミュレータ、リモート望遠鏡システムの3つのシステムを統合することにより、実世界の星空と仮想世界の天文コンテンツを有機的に統合する学習支援環境について述べる。 

16:00−16:30
(9)プログラムの問題領域での動作説明を行う学習支援システムの対象世界モデルの拡張
   〜抽象データ構造を含む問題を扱うためのモデルの構築〜
加藤友規(1)安間文彦(2)小西達裕(1),伊東幸宏(1)
   (1)静岡大学  (2)電気通信大学
要旨:ソースプログラムから文章による説明とアニメーションを生成してプログラム初学者の学習を支援するシステムにおいて、抽象データ構造を含む演習問題にも適する構造に問題領域モデルを拡張した。

16:30−17:00
(10)作文支援のための構文構造を用いた英文検索システム
國近秀信(1),矢山慶太(1),平井一史(1),平嶋宗(2),竹内章(1)
(1)九州工業大学  (2)広島大学
要旨:ファイル中の英文から構文解析コーパスを作成し,その情報を用いて英文を検索するシステムについて報告する.


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